経営管理責任者の要件をわかりやすく解説！

経営管理責任者とは？

経営管理責任者（正式には「経営業務の管理責任者」と言います。以下「経管」と言います。）とは、営業取引上対外的に責任を有する地位にあって、建設業の経営業務について総合的に管理した経験を有する者のことです。簡単に言うと、建設業の経営経験がある方のことです。

建設業って、請負工事が完工して翌月末に工事代金が支払われる等、先に大きなお金を動かす必要がありますよね。まとまったお金が確保できないと、自社だけじゃなく下請業者さんにもお金が払えないなんてことが起きかねないですよね？なので、ちゃんと経営できる人（経管）が必要なんですね。

この、経管になるためにはいくつか条件（要件）があります。

要件①：役員であること。

要件②：常勤であること。

要件③：建設業の経営業務の管理責任者としての経験が5年以上あること。

では、一つずつ見ていきましょう！

「役員」とは、通常の会社であれば取締役のことを指します。その他に、業務執行社員や執行役又はこれに準ずる者も「役員」に含まれます。

ちゃんと経営ができる人がいないとダメですよ、というのが経管が必要な理由でしたね。なので、常に経営に携われる方じゃないとマズいですよね。そこで、経管になる方は常勤じゃないといけないことになっているんですね。

注意していただきたいのは、複数の会社の役員になっている場合です。複数の会社の役員になっている場合には、どこの会社の常勤役員になっているか確認の上、許可申請しようとする会社で常勤になることが必要となります。

簡単に言うと、建設業の経営に携わっていた経験が5年以上あることが必要となります。例えば、建設会社を設立して5年以上経っている場合や、個人事業で5年以上建設業をやってきた等の経験が必要です。

ちなみに、5年以上の経営経験は合算でもＯＫです。例えば、個人事業3年を経て、法人成して2年経っている場合は、3年+2年で5年の経営経験となります。

また、法改正で経管の要件が緩和され、上記に当てはまらなくても経管になれるパターンがあるんです。詳しくはこちらの記事をご覧下さい！

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