【飲食店開業のコツ】についてわかりやすく解説します

飲食店

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飲食店の開業のことでお困りではありませんか?「何から手をつけていいかわからない…」「時間がなくて話が進まない…」という方は是非tetote行政書士事務所にご相談下さい。

飲食店開業を目指される方で、こんなお悩みありませんか?

✔︎飲食店開業のスケジュール感を知りたい

✔︎だいたいいくらくらいで開業できるの?

✔︎許可をとるのは簡単なの?

今回は、飲食店開業の仕方を簡単にまとめました。

  • 記事の信頼性

弊所では飲食店開業の書籍を出版しております。また、飲食店営業許可、深夜酒類提供営業、風俗営業許可の実績があります。

飲食店開業のスケジュール

開業までの流れを大きく分類すれば以下のようなスケジュールになります。

1.事業分析・事業計画
2.物件選定・内装工事・資金調達(融資)
3.什器設備・食器などの選定
4.飲食店営業許可・深夜酒類提供営業開始届・風俗営業許可などの各種行政手続

ウェブ情報やノウハウ本などではもっと細かく図になっていたりします。いろいろ参考にしてみると良いと思います。

2.から入ろうとする方が非常に多いように思いますが、はっきり言って危険です。是非、事業分析や事業計画にきちんと取り組んでいただきたいと思います。

※「事業分析を手軽に」という方は弊所著『失敗しない飲食店開業のコツ教えます!』をご覧ください。

 

ところで、この項目にあえて入れてないものがあります。

商品開発・集客方法・販促方法・イベント計画などです。これらはいずれも「経営」に関するものです。これはスケジュール全体を通して常に考えていただきたいことですのであえて外しました。

 

飲食店開業にかかる費用

正直「いくらです」とは言えません。事業内容によって必要なものが異なるからです。まずは、ご自身の事業内容に照らし合わせて以下の費用を計算してみましょう。飲食店開業費用として、およそ以下のような費用が考えられます。

【物件取得費】
 □保証金(敷金礼金)
 □仲介手数料
 □前家賃

【工事費】
 □内装工事
 □設備工事
 □外装工事
 □造園工事
 □厨房設備工事
 □看板工事

【什器備品類】
 □イス・テーブル
 □調理用具(ガスレンジ・調理台など)
 □食器類(皿・グラスなど)
 □掃除用具

【その他】
 □事務用品(文房具・レジ・など)
 □消耗品費
 □装飾品
 □音響設備(モニター・楽器など)
 □広告宣伝費
 □商品開発費
 □研修費
 □求人費

【予備費】
 □開業後の運転資金(3か月分くらい)

開業の運転資金について、自店の「固定費+変動費+生活費」で計算してみましょう。

固定費とは、月々の売上に関係なく固定して発生する費用のことで、物件の家賃・リース代などがこれにあります。変動費とは、売上に関係して生じる費用のことで、食材費・人件費・水道光熱費・広告宣伝費・通信費などがあります。​生活費はオーナーの1か月の生活費です。脱サラの方々にとっては毎月一定額もらえなくなるので不安な部分でもあります。

開業前なので変動費を計算することは難しいかもしれませんが、運転資金として費用を計算したいので、一番繁盛している状態で計算しておくと余力がでます。この「固定費+変動費+生活費」が開業後の主な運転資金となります。

計算をして「こんなにかかるのか …」と落ち込みましたか?落ち込んだ方は、必ず回収するというマインドで、売り上げをあげる方法を一生懸命勉強しましょう。書籍を買ったりセミナーに参加したり、これも開業準備期間にやるべきことです!

 

必要な各種許認可

〈飲食店営業許可〉
飲食店の営業を行うためには、保健所の飲食店営業許可が必要となります。
飲食店といっても様々で、パン屋さん、ラーメン屋さん、お寿司屋さん、レストラン、カフェ、居酒屋、ガールズバー、キャバクラ、スナックなどがあります。いずれの飲食店も保健所の許可が必要です。

まずは、各管轄の保健所で営業許可の申請手続を行いましょう。必要な書類を保健所からもらい、必要事項を記入しましょう。図面を書くのでやや時間がかかるかもしれません。また、調理師免許などをお持ちでない場合には、食品衛生責任者の講習会に参加しますので、その手配も忘れずに!心配な方は我々行政書士が代わりに申請のお手伝いができますので、一度相談してみるのも良いでしょう。

〈深夜酒類提供営業開始届・風俗営業許可〉
さらに、深夜12時を過ぎてお酒を提供するバーや居酒屋を開業するには「深夜酒類提供営業開始届」が、キャバクラやスナックを開業するには「風俗営業許可」という許可も必要です。

〈消防署への届出〉
どこかのテナントで開業する場合には「防火対象物変更届出書」を消防署に提出しなければなりません。仙台市の場合、営業する場所を管轄する区の消防署に届出ることになります。

店舗内にはダクト・換気扇・火災報知器・熱感知器・煙感知器・スプリンクラー・消火器などの設備が備え付けられています。開業する業態や面積によって必要となる設備の数が異なりますので、かなり専門性が高い内容となります。通常の方は知らないことだらけなので、まずは消防署に相談に行き、何が必要でどういった手順をふめばよいのか聞きに行きましょう。その際、お店の天井を全体的に写真に撮ってくることをおすすめします。消防署の方にその写真を見せれば何があって何がないというのがわかります。

かなり難しい手続ですので、我々行政書士に依頼したり、内装工事を入れる場合は内装工事やさんがやってくれるケースもありますので、内装屋さんを頼るのもありです。

 

この記事をご覧の方だけに伝える一番大事なこと

飲食店開業ははっきり言って簡単です。お金があればすぐできます。しかし、売上を安定的に作り上げることがとても難しく、「1年で3割が消え、平均寿命が2年」と言われおり、生き残るのが大変きびしい業界です。なぜか?

私見ですが、勉強不足が理由だと思います。良いものを提供していればお客さんは来るでしょうか?確かに一度お客さんに足を運んでもらえれば、そうかもしれません。

でも、考えてみてください。誰があなたのお店を知っているんですか?知っているとして、どうやったらお客さんがあなたのお店の中に入ってくれますか?あなたの商圏内にいるお客さん候補の方々は実はあなたのお店の存在を知っています。でも、入らない!あなたもそうではありませんか?

個人事業主として開業する方が多いと思いますが、開業するとオーナーは経営者になります。まずは、経営者としいての自覚を持ち、集客できる下地作りに徹しましょう。たくさん勉強し、たくさん考えましょう。そして、たくさん行動しましょう!弊所著『失敗しない飲食店開業のコツ教えます!』がきっとお役に立てます。

 

【記事の執筆者】

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